自分で始めた認知行動療法~その後
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初期の適応障害になってから、
自分でワークブックを利用して、
認知行動療法を始めました。
自分でやる認知行動療法は、
ワークブックで出題される課題に取り組んでいく形で行います。
先々週の1週間は、
朝起きてから寝るときまでやったこと、
および
その行動をしたときの、ゆううつ度が何点(100点満点)か
を細かくチェックしていました。
要は、ゆううつ度が高くなる行動や事柄は何か、
を特定していくわけです。
この1週間で私のゆううつ度が90点以上になったのは、
「仕事で新しい人(客)と会って話を聞くとき」
「休日の夕方に、無目的にネットサーフィンをしているとき」
「子供広場で私の子供が遊んでいるのを傍から眺めているとき」
でした。
そうしてゆううつ度が高くなる行動や事柄が何かを特定できたら、
今度は、何故、ゆううつ度が高くなるのかを自己分析します。
「仕事で新しい人と会って話を聞くとき」
に憂うつ度が高くなる理由
→新しい人がどんな人か不安になり、
何かトラブルになってしまうんじゃないかと不安になるから。
「休日の夕方に無目的にネットサーフィンをしているとき」
に憂うつ度が高くなる理由
→楽しいからやっているのではなく、次の日の仕事のことが不安で
それをまぎらわすために仕方なくやっていることだから。
時間を無駄にしているという罪悪感にとらわれるから。
「子供広場で私の子供が遊んでいるのを傍から眺めているとき」
に憂うつ度が高くなる理由
→自分の仕事上のキャリアに不安があり、
自分が何も生み出せていないのではと感じてしまうから。
こんな風にです。
そうしたら、これらの行動のうち、
ゆううつ度が低い行動に変えられるものについては、変える、
変えられないものについては、行動レベルを下げます。
それで、実践します。
例えば、
「 仕事で新しい人と会って話を聞くとき」
→新しい人と会う頻度を少なくする
なるべく新しい人と会わずに済む仕事をやる。
「休日の夕方に無目的にネットサーフィンをしているとき」
→読書をする。DVDを観る。
すなわち、何かに没頭している時間に変える。
「子供広場で私の子供が遊んでいるのを傍から眺めているとき」
→ビジネス書やビジネス雑誌を片手に、
ちらちら子供のようすを眺める。
こんな風にです。
実際、この置き換え行動を1週間やってみました。
もともと、薬の効果もあって、
ゆううつな気分になることはかなり減っていましたが、
この「行動の置き換え」をすることによって、
ゆううつ度を感じる時間はさらに減りました。
私には、対人(初対面の人)不安の気があります。
これは、少しずつ新たな人に会って、
「大丈夫だった」という体験を積み上げていくしか
治療できないのだそうです。つまり人から完全に逃げていたら、
治らないんだそうです(余計対人不安が悪化したりするらしいです・・・。)
ここのところ、
「思いきって新しい人に会う」ということをやってみると、
意外と何でもなかったということを
結構体験できるようになりました(会う前は心臓がバクバクするのですが…。)
会った後は、対人不安が軽減された感じがしています。
勇気を出してやってみるものです。
この調子で認知行動療法を続けていこうと思います。
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