読むと得する!!お金の教育本「金持ち父さん、貧乏父さん」
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今後、高校生の家庭科で、
「金融教育」が行われることになります。
これまで、学校教育の中で、
「お金の教育」が行われたことはありませんでした。
お金の教育は、もっぱら各家庭にゆだねられていたため、
お金について十分な知識を持っていない親のもとで
育った子は、十分なお金の知識を身に着けられないまま、
社会に出て、金銭的に苦しい思いをするということも、
少なくありません。
親という生き物は、子供の幸せを切に願うもの・・・。
子供が社会に出て、金銭的に苦しい思いをするような事態になることを
願う親は、この世に一人もいないでしょう・・・。
今後、高校の家庭科で「金融教育」が行われるということですが、
家庭科の先生が、どこまで金融教育を行えるのか、
依然不透明であり、やはり、各家庭の親がしっかりと、
子供にお金の教育を施していくしかありません。
そのためには、まず親が、きちんと「お金の知識」について
学んでいかなくてはなりません。
では、親が学ぶとして、
まず、どんな本を読んだらいいのか・・・?
その出発点になり得る本として、
日系アメリカ人である、ロバート・キヨサキ氏が書いた
「金持ち父さん、貧乏父さん」があります。
全世界51か国語に翻訳され、
日本では、累計395万部以上、
全世界で3900万部以上を突破し、
今なお書店に大々的に並んで、売れ続けている本です。
この本をバイブルとする経営者も少なくありません。
日本で発売された当初、
このインパクトのある題名も相まって、
この本は、かなり話題になりました。
私は、発売当時から、この本の存在を知っていましたが、
なぜか、その時は、読む気にならず、
この本と出会ったのは、コロナ禍になってからでした。
本との出会いは、運命です・・・。
読みたいと思った時が、
私にとって「機が熟した」ときなのです。
著者のロバート・キヨサキには、
二人の父がいました。
一人は、実父。通称、「貧乏父さん」
高学歴で、高収入、政府系の仕事に従事。
しかし、いつも金銭的に余裕が無く、
支払いに追われている人でした。
もう一人は、親友の父。通称「金持ち父さん」
高校すら卒業していない。実業家。
どんどん豊かになり、一代帝国を築いた人でした。
この二人は、いずれも、
とても一生懸命に働き、魅力的な人たちでしたが、
「お金に対する考え方」が正反対でした。
この本は、この二人の父との具体的なエピソードを交えながら、
裕福になる「お金の考え方」、
貧乏になる「お金の考え方」というものが、
どういうものかということを、
非常にわかりやすく説明してくれています。
難しい金融知識については、一切触れず、
実に簡単な言葉で書かれているので、
金融知識を持っていなくても、
スラスラ読むことが出来ますよ♪。
この本を通じて、ロバートは言います。
「自分のポケットにお金を入れてくれるのが、(本当の)「資産」、
自分のポケットからお金を取っていくのが、(本当の)「負債」。
一般的に言われている、「資産」と「負債」の意味に惑わされるな。
資産だと思って、「負債」を買ってはいけない。
(本当の)資産を買うことに徹しろ。」と。
ロバートの定義に従うと、
株式や債券、著作権等の無形資産、収入を産む不動産は、
配当金、利子、使用料、賃貸収入という形で、
自分のポケットにお金を入れてくれるので、
「資産」になります。
ロバート氏は、これを積極的に増やせというわけです。
↓
↓
↓
しかしながら、
「マイホーム」は、固定資産税、月々のローン代、修繕費等がかかり、
自分のポケットからお金を取っていくから、
「負債」、
「車」も、自動車税、ガソリン代、車検代等がかかり、
自分のポケットからお金を取っていくので、
「負債」ということになります。
マイホームが「資産」であると信じている人は、
多いのではないでしょうか・・・。
マイホームは、「資産」だから、
マイホームを持って一人前・・・。
世間的にもそう言われていますもんね。
そのマイホームが「負債」などと
言われたら、怒り出す人は多いんじゃないでしょうかね・・・。
ロバートは、家を買うことが悪いとは言っていません。
「家を買う」というのは、夢だったり、
快適な生活だったりといった、
金銭的な価値だけでは量れない価値があるからです。
ただ、
ロバートは、この、「資産」と信じて、
「負債」を買うような行動から、
人々は、金銭的につまづいていくと
警鐘を鳴らしています。
そのほかにも、この本には、
「収入を上げるだけでは、金銭的問題は解決しない 」
「お金のために働くことばかり考えると、
自分の人生につつきまわされることになる・・・」
などなど・・・、
読んでいて、グサッとくる内容が書かれています😱。
簡潔でストレートな文章であるからこそ、
ぐいぐい来ます😵。
お金についてきちんと勉強したいと思った人は、
まず、お金についてのマインドから入ることが大事です。
ここをすっ飛ばして、個々の難しい金融知識を学んでも、
それは、「砂上の楼閣」になってしまいます・・・。
その意味でも、お金についてのマインドについて、
これでもか~と書かれたこの本は、初めに読む本として
おすすめですよ。
本から、新しい知識や、価値観を仕入れるときは、
出来る限り、
自分の心と頭をまっしろにして読むことが大事です。
読んだ本の内容が、
たとえ、
自分のもともと持っている価値観を、
真っ向から否定するものであっても、
まずは、内容を受け入れるべきです。
「素直さ」が大事です。
そうでないと、進歩がありません。
人生の軌道修正も出来ません。
本の批評は、きちんと最後まで本を読んでからやりましょう。
きちんと本を読み終わってからの批評は、
自分自身の血肉となってくれます。
それから、この本に対して、
実の父親を「貧乏父さん」って呼ぶなんて!!
と憤慨する人もいるみたいなんですが、
それは、かなり的外れな批判だと思います。
そういう人たちは、この本の趣旨を全く理解していない・・・。
それにちゃんとこの本を読めば、著者が「貧乏父さん」のことを
強く尊敬していることは、一目瞭然です。
まだ、
「金持ち父さん 貧乏父さん」 を読んでいない人は、
是非、この本を読んでみて下さい。
お金についての知識が、一歩も、二歩も前進すること間違いなし、です。
ちなみに、
不動産の世界で、
「持ち家派」か「賃貸派」かという論争がありますが、
もともと不動産に思い入れの無い私は、この本を読んで、迷うことなく
「賃貸派」一直線になりました・・・ヽ(^o^)丿
みなさんも、改めて、自分の価値観を
見直してみて下さい。
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