うつ病を治す、どうしたらいい?
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適応障害ないし初期のうつの診断されてから、
8か月が経過しましたが、病状が安定してきたとのことから、
これまで、3週間に1回だった診察が、
1か月に1回の診察に変わりました。
もともと、心理学には関心を持っていたのですが、
メンタル疾患になってから、精神科医樺沢紫苑先生の本や、
精神科医和田秀樹先生の本、その他の様々な書籍をたくさん読みました。
そして、自分の日々の病状や、他の患者さんのSNS投稿を観察しながら、
メンタルのことを深く考えるようになりました。
うつ病を「治す」ためには、何が必要なのか?
どうしたら、「治す」ことができるのか?
「治す」ことに強くこだわっていたわけでもないのですが、
ぼんやりそんなことを考えていました。
そんななかで、自分自身の体験等をふまえて出した答えは、
うつ病を「治す」には、生活療法と認知行動療法が絶対!!
薬物治療だけでは治らない!!
もちろん、薬物療法を否定するわけではありません。
きちんと、心療内科や精神科に通院し、
抗うつ薬なり、抗精神病薬なりを飲むことは、めちゃくちゃ大事です。
なので、自分の勝手な判断で、断薬をするなんてもってのほかです。
でもね、それでも、薬を飲むだけじゃ、治らないんですよ・・・。
何故って?
そう思う人は、
なんで自分がうつ病になったのかを考えてみましょう・・・。
専門家の先生方は、
「うつ病はいろんな要素が重なってなるものだ」
とおっしゃると思います。
でも、実際にうつになった私の実感としては、
うつ病になる原因は、
ほぼほぼ、
①乱れた生活習慣(睡眠不足、昼夜逆転、飲酒、運動不足など)
②メンタル疾患になりやすい思考パターン(認知のゆがみ)
の2つに集約されるのではないか、と感じています。
(一般的な日本人の思考パターンは、
非常にメンタル疾患になりやすい思考パターンだと感じています。 )
そうすると、仮に、薬を飲んでいても、
①乱れた生活習慣を継続し、
②メンタル疾患になりやすい思考パターンも修正できていなければ、
治りませんよね・・・?。あたり前の話です。
にもかかわらず、多くの人は、薬ばかりに頼っています。
薬だけで、何とかなるんじゃないかと思っています。
そして、その期待に裏切られて、なかなか治らないと焦り、怒っています。
何度も、言います!!
薬を飲んだだけじゃ、治らないんですっ!!
じゃあ、どうしたらいいのか。
①乱れた生活習慣を整え(生活療法)、
なおかつ、
②メンタル疾患になりやすい思考パターンを修正する(認知行動療法)
これしかありません・・・。
もちろん、きちんと薬物療法も行うことが前提です。
じゃあ、どうやって①乱れた生活習慣を整えたらいいのか?
睡眠・運動・朝散歩です。
他にも、断酒などいろいろありますが、核となるものは、この3つでしょう。
この3つを中心として生活習慣の改善に取り組んでいくべきです。
具体的な改善方法は、
精神科医、樺沢紫苑先生の著書
「ブレインメンタル強化大全」にくわしく書かれています。
今や、ベストセラー作家として、
あらゆる書店で著書が山のように積まれている先生の本。
生活習慣の改善方法について、
抽象的な話にとどまるのではなく、
具体的な方法までしっかり書かれている本です。
何ら難しい話は無く、文章もとても読みやすいです。
是非、この本を読んで、生活習慣を整えるための知識を身に着け、
実践して下さい(←実践しないと、どんなに良い本を読んでも意味がありません!!)。
本は、確かに有料(約1500円)ですが、
書かれている具体的な改善方法は、タダでできるものばかりです。
しかも、その効果は絶大!!
コストパフォーマンス最強です。
私も、ここに書かれていることを実践して、
生活習慣を改善し、調子のよい今に至っています。
①生活習慣の改善については、わかった。
じゃあ、
↓
↓
↓
②メンタル疾患になりやすい思考パターンを修正するには、
どうしたらいいの?
実際やってみるとわかりますが、①生活習慣の改善より、
思考パターンの修正の方が骨が折れることが多いです(苦笑)。
だって、その思考パターンで、これまで生きてきたのですから・・・😰。
もう体にその思考パターンが染みついてしまっているんですね・・・。
自分で意識して修正していかないと、自然には変えられない・・・。
やってみると、わかりますが、
自分の思考パターンを修正するには、それなりに時間がかかります。
認知行動療法は、ある意味、根気のいる治療法かもしれません。
(根性でやる治療というわけではありませんよ・・・。誤解の無いように!!)
だからこそ、
薬物療法や、比較的成果が早く出やすい生活療法で、支えるわけです。
実際、自分がやった手順は、
まず、
①メンタル疾患になりやすい思考パターンにはどんなものがあるのかを知る!!
あたり前ですが、
そもそも、メンタル疾患になりやすい思考パターンがどんなものなのかを
知らなくては、修正のしようがありませんよね。
なので、まずは、知識としてどんな思考パターンがメンタル疾患になりやすいのかを
知る必要があります。これが出発点です。
これについては、精神科医の先生がyoutube動画などで解説をしたりしていますが、
私としては、精神科医和田秀樹先生が書いた、
「ストレスの9割は脳の錯覚」という本を読んで学ぶのをおすすめします。
本当に、いろいろありますよ。
二分思考(善か悪か、敵か味方か、成功か失敗かというようにどちらか一方に決めつける、
いわば中間がない考え方)とか・・・。
この本では、メンタル疾患になりやすい思考パターンについて、
項目を挙げて、整理がなされています。
非常にわかりやすい説明になっているので、
なるほどな~と思えると思います。
読んでいて、「あ~!!自分にもこの思考パターンがある~」って、
思うかもしれません。
しかあ~し!!
大事なのは、ここからです!!
本や動画を観て納得するだけでは、ぜんぜん足りません!!
②「メンタル疾患になりやすい思考パターン」に自分自身が陥ったときに、
自分で「気づく」必要があるんです。
つまり、
「ああ、今、自分は、~~って考えているなあ。
これって、メンタル疾患になりやすい思考パターンのうちの二分思考になっているなあ」
って、
「気づく」ことが大切なんですね。
多くの人は、自分の思考や感情に「気づいて」いません。
無意識に半ば自動的に歪んだ考え方をしています(自動思考)。
そして、自分の思考に囚われ、それらを客観的にみることができないのです。
自分の思考に「気づく」には、自己洞察が必要です。
日々わき起こる思考に対して、
その都度、自分の思考をつぶさに観察するのです。
そうして、自己洞察によって、
メンタル疾患になりやすい思考パターンに陥っていることに「気づいたら」、
③すかさず、
「それは、本当にそうなのか?」
「ほかに選択肢は無いのか、他の可能性は無いのか?」
などと自分に問うのです。
自分の心にほぼ自動的に浮かんだ、歪んだ考えに対して、
間髪入れず、この問いを発するのです。
そうして、④他の考え方や他の選択肢をひねり出すのです。
これに関しては、
メンタルに良い思考法について解説している樺沢紫苑先生の動画などを
参考にしたらいいでしょう。
日常生活において、日々これらをやっていく必要があります。
認知行動療法は、日々のトレーニングです。 即効性はありません。
今日はじめたからといって、すぐ自分の思考パターンが修正できるわけではないのです。
それでも、コツコツトレーニングをすると、
やがて、自分の中にある、
「メンタル疾患になりやすい思考パターン」を
修正していくことができます。
うつ病は、再発率も高いといいます。
こうした、
①生活習慣の改善、②メンタル疾患になりやすい思考パターンの修正
ができてこそ、
うつ病を再発させずに治すことができるのだと思います。
メンタル疾患になりやすい思考パターンを修正できると、
間違いなく、生きやすくなります。
多くの人は、「生きづらさ」の原因が、
「世間」という自分の外部にあると思い込んでいます。
でも、本当は違います。
「生きづらさ」の原因は、自分の内部にあるんです。
だからこそ、
「生きづらさ」に悩む人こそ、
自分の心の中を変えていく必要があるのだと思います。
私は、そう思って、今日も自分で認知行動療法に取り組んでいます。
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