まいたの実践!!(「源氏物語」読了~!!)
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精神科医樺沢紫苑先生の「精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方」
(通称:まいたの)
を読んで、かねてより読みたいと願っていた、
「瀬戸内寂聴現代語訳 源氏物語」を読むことに決めました。
当初、私は、65歳になったときに、
お気に入りの温泉旅館に1週間ぐらい籠って、「源氏物語」を読む!!
という夢を描いていました。
しかぁ~し!!
今回、その夢を20年以上前倒しする形で、
「源氏物語」を読もうと決めました。 文庫本にして全10巻!!
人間いつ死ぬかわからないし、
いつ何が起こるかわからないから、
や~っぱり、楽しみは先延ばしにしてはいけません😠!!
全10巻もある「源氏物語」を読むことに決めたとはいえ、
今の私の状況では、1週間も温泉宿に泊まるなんてことは、
とてもできそうにありません・・・😖
そこで、通勤時間という「スキマ時間」を利用して、
毎日コツコツと読むことにしました。
私の場合、電車の待ち時間も含めると、
往復で1時間ぐらい確保することが出来ます。
その時間だけを利用して、
「源氏物語」を読んでいました。
スキマ時間とはいえ、ちりも積もれば山となります♪
そんなわけで、
この3か月、平日の通勤電車の中で、
ず~っと源氏物語を読み続けていました。
その結果、
本日、宇治十帖も含めて、
「源氏物語」全てを読み終わりましたあ~~😀😀
スキマ時間を利用すれば、
超長編小説である「源氏物語」だって、読めちゃうんですよ~~!!
「スキマ時間」を侮るべからず!!
平安の天才文筆家である紫式部と、
昭和・平成・令和の天才文筆家瀬戸内寂聴のタッグは、やっぱり素晴らしい!!
瀬戸内寂聴の現代語は、読みやすく、
読んでいて情景がす~っと頭に入ってきます。
おそらく古語になじみのない人がとっつきやすいように、
慎重に言葉を選ばれたのではないかと思います。
その分、難なく言葉が入ってきて、
ストーリーに集中することが出来ました。
ここに出てくる主人公や、その周りを囲む男性、それらの男性と関係を持つ女性陣は、
ほとんどが、この上なく容姿が美しいんです(笑)。
もう、この世のものとは思えないぐらい・・・。
そして歌や筆の才能に満ちあふれている・・・。
身に着けている装束は美しく、花鳥風月や宴を楽しむ・・・。
美しい歌や管弦遊びもある・・・。
平安の貴族文化のこれぞ最盛期!!と言われるものが、
まばゆいばかりに、これでもか~!!と登場します・・・。
もうね、誰かこの世界を、細部に至るまで再現してほしい!!。
でも、その美しい世界とはうらはらに、
登場人物たちは、それぞれに「憂き思い」を抱えています。
彼ら・彼女たちを「憂き思い」に駆り立ててしまうもの・・・
それは・・・ずばり「世間体」!!
まあ、ただでさえ、平安貴族の社会というのは、
たどっていくと、みんな親戚みたいなものですから、
今よりもはるか~に狭い社会だったんだろうと思います。
その狭~い社会で、みっともない醜聞がたつということは、
とてもとても生きづらいことだったんでしょうね。
「源氏物語」の登場人物は、ほぼほぼ例外なく、
この「世間体」に悩まされます。
こんなふるまいをしたら、まわりからどんな目で見られるか・・・
どんな噂をたてられるか・・・そんなことばっかり気にしてなかなか
心のままにふるまうことが出来ません。
この「世間体」から自由になれたら、もっと生きやすくなるのになあ~😟と
読んでいて、何度思ったかわかりません。
でも、平安時代よりもはるかにグローバル化した今の日本でも、
相変わらず、日本人は、「世間体」を気にしますもんね・・・。
まあ、源氏物語が書かれた1000年前から、
日本人は、「世間体」を気にしていたのですから、
もはや、「世間体」を気にすることは、
日本人のDNAに刷り込まれちゃっているんじゃないか!?って思っちゃいました。
そうした「憂きこと」から逃れられるものとして、
物語の中には、よく「出家」が出てきます。
きらびやかな世界に身を置く貴族たちも、
自ら進んで「出家」したいと思っているわけです。
「出家」とは、いわずもがな、髪をおろして仏門に入るということですね。
(女性の場合は、肩ぐらいまでの長さまで髪を切ります。)、
源氏物語に出てくる女性は、よく「出家」をします。
「出家」によって、心が救われるわけですね~。
生きながら極楽浄土に近づけるということで、
「出家」は、当時の人たちの憧れだったのだなあと思います。
時代は変わっても、
人の心はそうそう変わるもんじゃありません。
愛別離苦(愛する人と離れ離れになる苦しみ)・・・、
怨憎会苦(憎々しい人と出会ってしまう苦しみ)・・・、
人々が苦しむ内容は同じです。
仏教が平安時代の人々の救いになっていたのと同じように、
令和に生きている人の救いになるのではないかと思い、
仏教を勉強したいと強く思うようになりました😀。
「源氏物語」は、世界に誇るべき日本の宝です。
今から1000年以上前に、一人の女性が、
これだけの壮大な長編小説を書いた。
そして、1000年以上たった今でも、マンガや小説等に大きな影響を与え続けている・・・。
源氏物語は、長らく高貴な女性の教養本でもありました。
こんな素晴らしい作品は、他に無いんじゃないかといっていいと思います。
全10巻にわたる長編小説ですが、
「スキマ時間」を使えば、あっという間です。
日本の至宝、「源氏物語」をまだ読んでない人は、
是非、読んでみて下さい😊。
多くの人は、時間が無い!!って言うけど、
みんな意外と時間を無駄にしています。
無駄にしているスキマ時間を積み上げていけば、
長編小説を読むことだって、語学の勉強をマスターすることだって可能です。
スキマ時間を無駄にしなければ、
多くのこと(遊びも!!)が出来ます。
スキマ時間を無駄にしている人は、
今一度、自分の時間と向き合いましょう!!
すると、自分にとって豊かな時間を作り出せるはずです!!
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